Archive for 10 月, 2008

Published by michiya on 08 10 月 2008

出力と燃料の関係

こんには大畑です。雨が降るたびに冬に近づく毎日ですね。

工場ネコ、マイティーボックもPC前の僕のひざの上で寝ております。

暖房器具のない当工場の事務所では唯一のぬくもりです。

さて、タイトルの出力とはエンジンの、言うなればパワー(馬力)です。

ここで言うパワーとは車を走らせる上で使う言葉の『立ち上がり』や『レスポンス』におおきく

関係してきます。

高出力になれば勿論、燃料消費もおおきくなり、爆発力も大きくなって来ます。

じゃあ燃料を多く噴けばパワーはあがるのか?といったらそうではないのです。

燃料だけでは爆発力をエンジンのパワーに変えることはできません。空気と燃料が

うまい具合に混ざり合って燃焼室に送り込まれ、これを圧縮したところに火を付けます。

この作業をくりかえしエンジンは車を走らせることができるのです。

空気と燃料の比率を空燃比といい、理論的に一番よく燃えるとする空燃比を『理論空燃比』

といいます。理論空燃比は14.7:1とされ(空気:燃料)この値を1.00λ(ラムダ)します。

また燃料とはエンジンの爆発温度を下げる効果ももっているので燃料を多く噴くことによっ

てエンジンの保護的な役割も担っております。

僕が色んな車のセッティングをした上で感じるのは空燃比12〜11付近が一番パワー

が出ているように思えます。しかしこのときの排気温度(回転数にもよりますが)

は900℃付近〜上になってしまうのでエンジンにはかなりの負担をかけています。

ノーマル車の空燃比はかなり濃い(燃料が)状態でエンジン損傷を抑えた形に

なっております。そこをうまく使って出力をあげてやれば『力強さ』を引き出せると

ぼくは考えております。『チューニングカー=燃費が悪い』ではこのご時世だれも

車をいじらなくなっちゃいますよね。燃費をよくする事もまたチューニングなのです。

Published by michiya on 03 10 月 2008

サーキット走行の必需品

みなさんはサーキット走行とはどんなものだかご存知ですか?

CA3B0004ドラッグレースなどで人気のシンプソン

自分の自動車をサーキットで走らせるとは・・・

ガッチガチの本気レースもあれば、サンデーレーサーが集まりファミリーで楽しむもの

もあります。または自分の記録を塗り替えるべく車とコースに慣れようと毎週通うような

走り方をする人もいますね。

まぁ基本的にサーキット走行には人それぞれの楽しみ方があるんです。

個人主催の走行会や企業企画の走行会、または練習会、みんなで安全に楽しむレース

なんてものもありますね。

よく、『峠を走りなれて練習してからサーキット行きたい』とか『車を走らせるのは好きだけど

サーキットなんて危険です!』なんて方もいらっしゃるようですが、そんなことは無いんです。

専用に作られたコースには(クローズドコースといいます)歩行者はいないし脇道も

ありません。コースアウトしてもエスケープゾーン(砂地)やバリヤー(タイヤを積んだ物や

分厚いウレタンマットなど、ガードレール。)があり最低限ドライバーを守る設備が

整っています。一般道路よりも遥かに安全面では気を使っている場所なのです。

だからこそ、とっても気軽にスポーツ走行を、何の気兼ねも無く運転を楽しめるのがサーキットなんです。

じゃあサーキットに行くには何をすればよいの?何を用意するの?

まず、ヘルメット・グローブは必需品です。専用コースとは、いつもの町を運転している

時よりも一生懸命運転しちゃうもんです。

時には自分の許容をこえた運転をするときもあるはずです。

そんなときに唯一の体を守ってくれるものがヘルメットとグローブです。これはどこの

サーキットにいっても絶対必要です。

次に車。車は時と場合によって貸してくれるときもあります。やっぱり自分の車で走るのが

一番たのしいですよね。

あとは費用。これは走るサーキットやイベントなどによって異なってきます。大体大きめな

コース占有走行会などでは¥20000〜 小さめのサーキットなら¥8000〜 位から

楽しめます。この近辺で有名な大きい所は筑波サーキット、ツインリンクもてぎ、

小さめのコースなら埼玉県の本庄サーキットなどでしょうか?

当、道屋でもオメガオイルの走行会が年二回ほどあるので興味のある人は是非声をかけてください。サーキット入門にはうってつけの走行会になっています。

後は、僕、個人で参加しているドラッグレース団体JDDA(ジャパンドラッグレースドライバー

アソシエイション)こちらは年に4回行われるシリーズレースです。まぁこれについては

また詳しくお話しするときがくると思います。

サーキットを硬く考えないでいろんな楽しみ方があることを皆さんに知っていただきたいです。