Published by michiya on 15 6 月 2012
ツインターボサージング対策
こんにちは。
はりきっていきましょー! はい。
僕のスカイラインもだいぶ装備本来の力がでてきましたよ。
ECUセッティングもだいぶ決まりこれでよいと思っていたのですが、
やはり気になるシューコーシューコー。サージングです。
インテークサクションを変更している、タービンを大き目のものに変更していると
高い確率でサージングはおきます。HKSのGT-RS(FORスカイライン)
はだいぶいい感じですが(ポーテッドシュラウド)
やはり高負荷域からの踏みかえし、パーシャルからの
加速ではやはりサージングは避けてとおれないですね。
僕のスカイラインはHKSGT2530ターボです。加速途中にアクセルをもどすと
すごい勢いでシューコー!!!って言います。 もう嫌です。
トラスト、HKS等から出ているサクションキットなどでも改善できませんでした。
じゃあ作るしかないっしょ!
テスト1 ノーマル+80パイプ
既存の60パイプ(Ver1)をやめてテスト用に簡易的に作りましたVer2です。
サージング自体はかなり減りましたが全然パワーがない・・・
超レスポンスダウンです。排気音も若干うるさくなりました。
つづいてほぼ等長にして仮組みしたVer3です。ボンネット内に納まらないので
そっこーで却下。
前側タービンと後側タービンの集合部分に重点を置き形状から見直して作りました
90Φパイプを一度縦に切断して約110Φまで広げます。
そこにY字ではサージング回避できないので別々に取り込みます。リア側を上から、
フロント側を車体前側から、この110パイプに取り込みました。
パイプ自体は60Φですが斜めにカットすることで面積を3倍ほどに増やします。
さらに仕切り板を入れることでサージングを低減させます。
今度はレイアウトもばっちりです。ぎりぎりボンネット内におさまりました。
後はエアクリーナーを作り完成です。(エアクリーナーはまた後日)
テスト結果も完璧!!
回転のレスポンスもまったく損なうことなくサージングは90%くらい改善できたでしょうか。
高回転、ハイブースト時のブーストのたれなども皆無になり、大幅にトルクアップしました。
コーナリング最中のパーシャル状態でも
アクセルを踏みなおす事なくスムーズに加速してくれます。
ただし高速走行(100k前後)低負荷(2000回転前後)に故意にアクセルを戻して
ブーストを抜き、踏み返すとサージングはおきます。5速2000回転付近からの加速は
やはりギアをひとつ落として過給しなおさないとだめですね。
後日この車で我が家に帰ったところお嫁ちゃんに『車、静かにしたの?』ときかれました。
排気側は何もしてないのに排気音も若干静かになった?そうなの?自覚はありません。
テスト車両は僕のR32ですがお客さんに体感してもらい早速一つご注文いただきました。
オーナーの方にも満足していただいて何よりです。
お客様の車はR33GT-R 東名アームズタービンで550馬力くらい出てるそうです。
ノーマルの仕切り版追加で満足できなくなったら是非ご相談くださね。
さーて次は何つくろっかな~。